2010年4月14日水曜日

ギリシア国債について

ギリシア国債について様々な情報が飛び交っていますので、自分のためにも整理

・13日に6ヶ月物、1年物の入札(15億6000万ユーロ)

・入札自体は消化したものの利回りは急上昇
・1年4.85%(2.20%)、6ヶ月4.55%(1.38%)カッコ内は前回の応札

CDS市場は下記の通り(春山さんブログより)

・ギリシアの財政状況は建て直しには程遠く、今後の国債発行の持続性は疑問
・5月にはドイツで総選挙があり、選挙前にドイツではギリシアの積極的支援を打ち出すのは難しい

・翻って日本はギリシアよりもよっぽど財政状況は悪いものの、国内資金での国債消化が主流であり、現段階では消化に問題も生じていない

しかし、

・仙石大臣が税収37兆円に対して新規国債発行額が44兆円の予算を「本来ありえてはならない姿」「この国は続くのだろうかとの不安心理を醸し出す」と指摘した。さらに「投資家からみれば、『いつ売り崩してやろうか』と格好のネタになりつつある」と、「日本売り」の可能性にも触れた。

・ 田村耕太郎議員が日銀の質問で「日本国債がデフォルトした場合の危機管理」について質問

・マーケット参加者や評論家が述べるのであればともかくとして、与党の議員が国家財政の継続性について疑問を投げかけるのは、国債消化安定、ひいては金融システム安定化の観点からは非常に好ましくないと思う

2 件のコメント:

  1. 小屋さん おはようございます。(株自己満足です。)

    そうですね大臣が自国の経済について公の場で
    ネガティブな発言をするのはどうか?
    と私も考えます。(発言自体は真っ当なんですけどね。)

    財政問題を考えれば我々国民が他人事の様に
    しか思えていない事が一番悪い原因だと私は考えます。

    そろそろ私も諭吉先生の本でも読もうかな?(苦笑)

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  2. 株自己満足さん

    こんにちは
    財政問題に関しては、特に高齢者を含む前世代の方々が残したものが大きいですね。

    この借金は、将来から借りてきているわけですから今の高齢者が若者から金を吸い取っているにほかなりません。

    その分を現実的に返してもらうのであれば別なのですが。

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