2010年9月22日水曜日

これから読む本

いつもは、読了後の本をレビューしていますが、今日は先週買った本もご紹介。

プレゼンテーション Zen デザイン



前作プレゼンテーションzenの2作目。
Zenを読んでからプレゼンテーションで褒められる事が多くなりました。

人前で、パワポなどのスライドを利用して説明する事の多い人は、必見。

「スライドと手元資料が同じじゃ、プレゼンする意味が無いよね。」

という話です。



スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則


スティーブ・ジョブズのプレゼンってすごいよね。
と思っているので、勉強の為に買いました。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか



ダニエル・ピンクの本は初めて買ったんですけど、結構面白いです。

「仕事って面白いものの方がモチベーション高く保てるよね。で、あなたは給料と仕事の面白さ、どっちを優先する?」

という感じの本です。

お金と富の哲学 世界の名著50


これってシリーズ本なんですね。
名著の内容をサマリーとしてまとめてくれているので、これでサマリーが面白かったものだけ原書にあたろうかと思ってます。

ただ、これが売れているのか、本屋には二番煎じ、三番煎じの書籍が並んでました。

これで1~2週間は、読む本に困らなそうです。

最近読んだ良書

2020年、日本が破綻する日 (日経プレミアシリーズ)




2010年8月の新刊本
アマゾンで発注したにもかかわらず、在庫が無かったのは売れているのか?それとも発行部数が少ないのか?

内容は、最近議論されている年金・社会保障制度に関する論点がきれいに整理されているのと、日本の財政問題、世代間間格差の問題について、真正面から取り組んでいる姿勢が高く評価できます。

特に政策提言に近い、社会保障制度の「賦課方式→事前積立方式」への変更、世代間格差を修正する為の「世代間公平基本法の制定」「世代間公平委員会の設置」などの具体的提案も優れている。
(政治として、実行できる政策かどうかはさておいて)


なんで、日本のマスコミはこのような議論をきちんと展開できないんでしょうねぇ。

30代以下の人は読んでおくと良いと思います。

ただ、経済学の基本知識が無いと少し内容は難しく感じるかも。

私が、資産の分散を薦めるのも、こういう日本の財政問題、世代間不平等問題に対する意識が根底にはあるんです。

中国株、ベトナム株、銘柄検討

今月初旬に、邱友会に参加してきた事はブログに書きましたが、その時に邱さんが

「お金を殖やしたければ銀行とかの株ではなくて成長株投資を実践する事だ」

というお話しをしていましたので、保有銘柄の大幅な入れ替えを検討中です。

だけど、なかなか銘柄について調査する時間が無くて、実行できていません。

香港市場も、なんだか勢いが出てきたように感じますので、なるべく早く入れ替えを実施したいものです。

ベトナム株も同様ですが。こちらはまだまだ株価がくすぶっているので、もう少し時間の余裕はありそうですが。

ハンセン指数(チャート的には上抜けしそうに見える)

VNインデックス
(こちらはまだまだ調整に時間がかかりそう)

2010年9月13日月曜日

1級FPの受験

昨日は、1級FP技能士の検定試験がありました。

そもそもFP業界の資格は、きんざい系のFP技能士とFP協会系のAFP、CFPと体系が2つあります。

以前、FP協会の古株の人に話を聞いたことがあるんですけど、本当はAFP=2級FP、CFP=1級FPという話にはなっていたようですが、なぜか今でも試験も統一されないようですね。

ということでわざわざ2万円も払って、1級FP技能士検定を受けなければいけないわけです。

結果としては、微妙な感じ。

採点したらボーダーすれすれな感じなので、受かってるといいんですけど。

お好み焼き「千房」中井社長の講演会

先週金曜日は、知人に誘われましてお好み焼きや「千房」の中井社長の講演会に参加してきました。

中井社長は、中卒で丁稚奉公から始まり、お好み焼き屋を開業して、現在では全国に「千房」というお店を全国展開されている社長です。

私は、残念ながらお店そのものは行ったことがなかったのですが、中井社長のお話は大変面白く役に立つお話でした。

商売の基本的な心がけ

について深く学んだ気がします。

本物は続く。

10年経ったら本物、

20年経ったら偉大、

30年経ったら、それは歴史/文化になる、

50年経ったら神のごとし」

「目標とは行き先のこと。
目標もって努力するから結果が出る。
頑張ることは目標じゃない。
頑張ることを目標にするから続かない。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるというが
それは目標がなければ当たるはずがない。」

「簡単なことほど難しく、難しいことほど簡単に考える」


「お金欲しいときは、金ではなく人を追え(集めろ)」

「成功を急ぐなかれ」

など様々な経験や、中井社長が教わったり学んだことを伝えていただけました。

明日からも謙虚にコツコツ真面目に仕事をしようと思いました。

モビアス注目の新興国

先日、テレ東モーニングサテライトでマークモビアスのインタビューがありました。



ブラジル・ロシア・マレーシアあたりの投資ウェイトが高いようです。

2010年9月6日月曜日

マイブログリストについて

私の情報収集方法は、ブログによるものが中心で、補足的にFTや日経新聞などを読む程度です。

ブログは、このブログ右下のマイブログリスト欄に更新されるものになります。

先程、数を数えたら130ブログぐらいありました。

ほとんどが金融関係のブログですが面白いものが多いので、覗いてみては如何でしょうか。

今日、感銘を受けたのはこのブログのこの言葉

投資とは、
雨を待つ少年の如し、

少年に必要なのは、
雨が降ってきた時、差し出すバケツのみ、

待てない少年の仲間達は、
遠くに見える雨雲を追いかけ始める、

そして肝心の雨が降り出した時には、
そこにいないか、力尽きて倒れている、」

はい、私もそう思います。

ただし、どこに(雨の降りそうなところ、集めやすいところ)どういうバケツを用意するかと言う事は自ら考える事が出来ますよね。


書籍レビュー

先週読んだ本を2冊ご紹介

大前研一「民の見えざる手」


大前研一さんの新刊本

書いてある内容は、いつもwebや動画でフォローさせていただいている内容をまとめたものになっています。

そういう意味で言えば、大前ウォッチャーである私は特に買わなくても良かったのかも

とも思います。

大前さんの最新の動向を追ってない人は、これを読めば最近1年間ぐらい主張していることはまとまっています。


邱永漢「中国株は成長株の時代に」


先日、邱友会に参加した時に頂いた、邱先生のサイン入り書籍。

これは、ハイハイQさんQさんですの2006年の連載コラムを単行本化したものです。

2006年といえば、中国株が猛烈な勢いで上昇し始める少し前の段階だと思います。

ちょうどこのころから、中国株も大型国営企業の株式から中小の私企業の株価の方が上がり易くなる転換点に当たる時期でした。

日本の高度成長期と同じく、今後の社会絵何が必要とされるのかを見据えながら成長株投資に取り組む視点は非常に勉強になります。

もちろん、当時投資していたら何倍にも成長していた銘柄も多く記述されています。

私も全部ではないですが、いくつかの銘柄は参考にさせていただきました

2010年9月3日金曜日

邱友会

昨日は、3か月に1度のイベント「邱友会」に参加してきました。

邱永漢先生は、作家としても有名ですが、僕の尊敬する投資家でもあり事業家でもあります。


記念写真を一枚

「邱友会」は六本木の某中華料理店で開催されるのですが、その費用は3万円(税込)です。

ただ、毎回参加する都度に色々と知らない事を教えていただけるので、3万円では安いぐらいに感じてます。

ちなみに昨日のお話は

・日本はますますダメになる
・そのうちに新宿や渋谷が現在の地方都市のようにシャッター通り化する
・円高で日本の製造業は海外に逃避するだろう
・ますます日本の地方の労働力は必要なくなる
・円高は投資家には有利、購入のチャンスである
・円高は為替取引を行う、巨大な資金に翻弄されるものなので、対策といっても難しい
・一方で中国の地方都市は各地方で競争が激しく、どこも急成長している
・今後日本人は、アジア(中国)に出て行って仕事をしなければならない
・日本の小売業の業績も中国の店舗が支える構造に変化
・所得の増えてきた中国人の購買行動が変わってきている(安いもの→良いもの)

・米国経済の立ち直りには相当の時間がかかる

・中国の銀行株は伸びないと思う

中国株注目銘柄

亨泰(HK00197)
・勝利管道(HK01080)
東江環保(HK08230)
雨潤食品にソーセージの皮の納入している会社(これはちょっと調べてみます)
 見つけました神冠控股(0829)ですね。



あたりの話がありました。

このなかでは、亨泰(HK00197)しか保有してませんので、他の銘柄を少し調べてみます。

2010年9月1日水曜日

世代間格差について

私が、普段行っているライフプランニングの作成では20代~30代の方々に対するシミュレーションの結果として、非常に厳しい結果が出る事がままあります。

一方で、我々の親世代60代~70代のリタイアメントのシミュレーションも当然に仕事として行うわけですが、その場合には結果として非常に良い結果が出る事が多いです。

良い結果にしろ悪い結果にしろ、いずれにしても対策を講じて行くのが、コンサルティングの内容になるわけですが、そのシミュレーションをする際にいつも気になるのが世代間の格差です。

ということで、今日は世代間格差と世代会計について


(表は世代会計入門より拝借しました)

世代会計とは、現在の財政や社会保障等を中心とする政府の支出・収入構造と、今後実施されることが明らかにされている政策(例えば、年金支給年齢の引き上げ、医療保険の自己負担率引き上げなど)を、前提とした場合、どの世代が得をしどの世代が損をするのか、定量的に評価する枠組みです。


表は2005年時点での世代会計の考えに則った試算ですが、80歳以上の世代では受益が負担を上回る状態(受益超過)であることがわかります。


一方で、生涯での負担は若年層(20歳以下)と50代~60代で大きくなっているのがわかります。
しかし、注目して欲しい指標は一番右の純負担率です。


なぜならば、50代~60代は生涯の所得も大きいので、負担/所得の負担率で見ない事には、実質的な負担感が測れないからです。
これを見ると若年層から高齢者にかけて右肩下がりになっていることがわかります。


さらに補足しますと、これはあくまで現行の税制度、社会保険制度が維持される事がシミュレーションの前提条件となっています。


つまり、現在議論されているような消費税増税の話であったり、社会保障の負担増、給付減のような話は織り込まれていません。




(表は世代会計入門より拝借しました)

例えば、消費税が増税された場合のシミュレーションがこちらになります。
この場合には、明らかに若年層ほど負担率が大きい結果になってしまいます。

いずれにしても、このような世代間格差の問題は政治で解決しなくてはならない問題ですので、ぜひ若年層の我々が積極的に声を上げ、この世代間格差を縮小させるべく動いていかなければなりません。

詳細は、「世代会計入門」をみてもらえるとよくわかります。