2010年5月23日日曜日

ケーススタディを通じて見えてきたこと

金曜日は、FPの継続教育として研修を行ないました。

今回は

「ケー スで学ぶライフプラン作成から具体的なポートフォリオ作成へ」

ということで、私のコンサルティングの事例をいくつかデフォルメしてケースを作成しました。

今回参加していただいたセミナー参加者の皆さんの反応が結構面白かったので整理しておきます。


1.FP資格を保持している方々は、決して実務ではFP業務を行なっていない

セミナーではライフプランを検討してもらいながら、そのライフプランに必要な対策を資産運用に焦点を当てて、考えてもらう内容でした。

しかし、最初の質問で16名の参加者の中で資産運用に関わる人が1名、ライフプラン作成に関しては全くいませんでした。

ですので、FP資格者のほとんどの人は実際はライフプランや資産運用に関わっていないということが明らかになりました。(残念ですが)

2. FPは様々な知識が要求される

これは、ある意味で当たり前なんですけどFPとしてコンサルティングを行なうには様々な知識が要求されます。
例えば、今回のケースでは30代夫婦のケースで、保険、不動産(自宅購入)、ローン、資産運用、税制などの知識が総合的に要求されます。

3.資産運用知識の乏しさ

今回のケーススタディでは、イボットソンアソシエイツジャパン社のご協力を得まして「ポートフォリオ作成」ソフトを利用させていただきました。

ソフトは必要な利回りなどから最適化ポートフォリオを試算するソフトなのですが、今回はポートフォリオの最適化とは何か?
まで説明する時間がなかったので、あえて説明は省略しましたが、おそらく参加者の中で理解している人はほとんどいなかったと感じました。

4.資産運用必要性の理解

ケースに取り掛かっている最中に受講者から
「FPってこんな資産運用の提案にまで踏み込んでいかないといけないんですね」
と気づいてもらえました。

ライフプラン作成ももちろん大事な作業なのですが、そのライフプランを実現していくとするならば資産運用は避けて通れません。

今回そのことに気づいてもらえたのであればうれしく思います。

今回はケーススタディを行なって、参加者の皆さんの反応は良かったのですが、少し内容が難しかったと反省しています。

次回以降に開催するときには、ライフプラン作成と資産運用は分離してケースを作成しようと思います。

2 件のコメント:

  1. トラッキーさん、こんにちは。

    20日に先日の件をメール差し上げましたが、届いていますか?

    内容的には否定的な話題が多かったです。

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  2. 馬明さん

    お世話になります、小屋です。
    はい、メールは届いております。

    次回セミナーで取り上げたいと思います。
    よろしくお願い致します。

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