2010年5月13日木曜日

米国の証券リテール業界

野村資本市場研究所が米国リテール証券アドバイザーの多様化」についてのレポートを出している。

これは、私が昨年米国にFP視察に行った際にも痛感したことなのでちょっとご紹介。


米国の証券会社では、営業の人間は独立系のフィナンシャル・アドバイザーのシェアが年々上がってきています。
このデータからすると既に4割以上の人員は、独立系アドバイザーになっています。


営業担当者をみると既に大手証券よりも(Independent Broker/Dealer:IBD 独立系証券会社)の方が多い状態です。またRIAは(Registered Investment Advisor:個人向け投資顧問)を指します。


人数はIBDのほうが多いですが、預かり資産残高は大手証券が多いことがわかります。




図のLPLはLPLフィナンシャルという独立系証券会社ですが、このように各チャネルにシステムを提供することによって拡大しています。


日本の場合にはこの独立系FA(IFA)制度を採っているところが私が知っている限り、大手では日興コーディアル、SBI証券、楽天証券などでまだまだ少数派です。


証券リテールビジネスの本日が、「証券販売」から「フィナンシャル・アドバイス」に変化していく中で日本のIFA制度の広がりにも期待しています。


ちなみに僕は、日興と楽天のIFAになっていますが、楽天証券なんかのシステムはユーザーが利用する画面そのままなので、低コスト運用で好感が持てます。

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