元ネタはニッセイ基礎研のレポートなのですが、なぜ確定拠出年金(DC)の運用が元本保証型に偏っているのか?という話です。
私もずっとこのブログで訴えてきているように「預金しかしない日本人」には、疑問符が消えなかったのですが、要するに株式投資に対して超過リターンを感じていないということなんですね。
株式投信の非保有者は、株式の超過リターン(株式に投資する事によって元本保証の商品よりも上回るリターン)を0%でみていることがわかります。
逆にリスク面は単年度の最大損失が43万円程度と、こちらの認識には株式保有者と非保有者で認識が変わらないようです。
では、実際にはどうなのでしょうか?
平成20年度の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオ策定の資料では
下記のように推計しています。
よって、国内株式は短期資産よりも2.8%超過、外国株式は3.0%の超過という数字になっています。
まあ、概ね3%と言ってよいでしょう。
このデータを見ると、株式保有者は超過リターンを高く見積過ぎるし、株式非保有者は低く見積もりすぎるという結果になりますね。
意外と面白いものです。
で、超過リターンの3%は皆さんにとって「大きい」ですか?「小さい」ですか?
もちろん私にとっては大きな数字です。
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