2010年6月5日土曜日

年金の財政検証

昨年の私の有料メルマガで昨年の夏に、21年度の年金財政検証について複数回にわたって解説しました。

ほとんど同じ内容をシミュレーションも含めて、 野口悠紀雄先生がここ数回ダイアモンドオンラインで連載されています。

この野口先生のシミュレーションをみていると、少なくとも年金の給付水準を今の4分の3か、半分にしないと年金財政としてはもたないですね。



(表:ダイアモンドオンラインより引用)

要するに40代以下の人間は、政府・役所の言っている年金給付額を半分にして将来設計をしていかないといけないと言う事です。

50代以上の人は、現在の想定給付額の4分の3ぐらいで計算しておいて丁度良いのだと思います。

人口動態から考えると当然なんだと思いますけど、なぜ政治家や役所はこうしたことをきちんと国民に説明しないのか不思議です。

もちろん、保険料率を上げる、国庫(税金)負担を上げるなどの手法も考えられますが、お金の出所は国民のサイフであることには変わらないので、それで年金給付を増やしてもそれは富の世代間移転(若者→老人)に他ならないですしね。

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