最近、円高、円高と言われていますので、「本当か?」と思って調べてみました。
調べたのは「実質実効為替レート」(日銀HP)
ちょっとわかりにくいですが、数字的には2009年に入ってから円安方向に触れています。
(ここ数カ月は少し円高に振れていますが、とはいえ年初の水準には及びません)
水準としては2002~2004年ぐらいの水準でしょうか。
要するに、ちまたで言われる円高は米ドルに対してのレートであって、多国間(貿易国間)のレートを示すと年初よりずいぶん円安になっているという事です。
今朝の日経新聞にも、対米ドルのレートで言うと、日本円は他新興国通貨に比較して、通貨高が進んでいない。という記事も有りました。
他には、「金」が米ドル建で昨日最高値を付けましたが、円建てでは7月の初旬が最高値で、決して現在ではありません。
つまり、円が強いのではなくドルが弱いという話ですね。
周りで言っているニュースに対して「本当か?」と思って裏を取る、というのが投資で成功する一つのコツです。
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