2011年2月25日金曜日

原油上昇のリスクヘッジ

チュニジア、エジプト、リビアと続く中東情勢の緊張から、原油価格の上昇が止まりません。

これはWTI原油のチャートです。

原油は、「ニューヨーク原油先物」「ブレント原油先物」「ドバイ原油・オマーン原油のスポット価格」が三大指標となっています。

ちなみに通常はWTIが一番高品質で高いのですが、ここの所の中東の情勢悪化で「ブレント原油先物」「ドバイ原油・オマーン原油」の価格がWTIを上回るという逆転現象も起きています。

原油市場の詳細はwikiを見てください。

その原油価格の上昇を嫌って、NYも日経も株価が下落しています。
 NY市場
日経225

何が言いたいのかというと、こうした原油などのコモディティが、リスクヘッジとして役立つという事。

ちなみに私の場合は、このコモディティETFを保有しています。
コモディティインデックスに連動するETFですね。

そうすると、株式だけを保有しているよりも全体のリスクは少なくなると思います。

特に、原油価格によって給料に影響を受けそうな職業

例えば、漁業、農業(ハウス栽培)、運輸業、電力業などの方々は、原油のポジションを持つことでサラリー減少リスクをヘッジできると思うのですが、なかなかそういう考えは乏しいんでしょうね。

どうも運用というと、資産を増やすことだけに焦点が当たりますが、どちらかというと、どのようにリスクを管理していくかという視点が必要なんだと思います。

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