2011年2月22日火曜日

マスコミの功罪

先週の土曜日に、「NPOキャリアフォーラム」というイベントにお招きいただいて、ワークショップを開催させていただきました。

ワークショップの目的は、NPO法人に就職、転職した後の自分たちの生活やライフプランについて考えてもらうきっかけを作ってもらうこと。
そうしないと、NPO法人に勤めても給与の低さから退職してしまう人も少なくないとか。

会場では、びっくりすることに中高の同期と大学の後輩にばったり出会いました。
中高の同期は、NPOに対するサービス提供サイトを作っているらしい。
大学の後輩は、NPOへの転職を検討しているらしい。

と意外とNPOは社会的に認知が広まっているんですね。

タイトルは、今回のNPOキャリアフォーラムの報道について

今回のキャリアフォーラムはNPO側も即戦力の採用という事で、どちらかというと参加者も転職希望者の社会人が多く見受けられました。

もちろん学生もいましたが、せいぜい3割には満たない数だったと思います。

しかし、これがマスコミを通すと情報が変わってしまうんですよね。


◆NHKニュース【NPOなどが合同就職説明会】(期間限定・動画あり)
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110219/t10014169121000.html

◆毎日新聞【NPOも選択肢に…学生ら「可能性広げたい」】
http://mainichi.jp/select/today/news/20110220k0000m040044000c.html

◆TOKYO MX【就職説明会 若者とNPOの「出会いの場」】(動画あり)
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201102196.html

 マスコミはあくまで
「就職氷河期の学生が、一般企業をあきらめてNPO法人も検討している」
 というストーリーが描きたいみたいです。

でも、実際にはそんな人はごく少数だし、インタビューしてもそんな人はいないんです。
NPO法人だって、そんな学生が来ても採用もできないしね。

NHKの記者も、あまりにそのテレビ局のストーリーと整合性が付かなくて頭を抱えていました。
でも最後は何だかんだ言って画にしちゃうんだよね。

要するに、マスコミの報道する内容は、かなり局のシナリオが入っていて実際の現場とは異なると思っておいた方が良いという事。

投資もそうです。実際に現場を見て判断しないと痛い目をみます。

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