さて、年末ですので各国株式市場の騰落率ランキングを調べてみました。
時期は2010年1月5日~12月27日までの期間で調査しました。
http://www.damj.co.jp/JA/flash/weathermap.aspx
(出所:SIXテレクルス)
ベスト20
1.アルゼンチン +44.79% (メルバル指数)
2.タイ +39.25% (SET指数)
3.インドネシア +39.15% (ジャカルタ総合指数)
4.チリ +34.96% (IGPA指数)
5.デンマーク +32.50% (コペンハーゲン指数)
6.フィンランド +26.46% (ヘルシンキ指数)
7.トルコ +22.62% (ISEナショナル100種指数)
8.スウェーデン +19.95% (ストックホルム30指数)
9.南アフリカ +17.84% (FTSE/JSEアフリカ全株指数)
10.マレーシア +17.35% (クアラルンプール総合指数)
11.メキシコ +16.50% (ボルサ指数)
12.ドイツ +15.57% (DAX指数)
13.インド +13.25% (SENSEX30種)
14.ノルウェー +12.50% (オスロ全株指数)
15.ポーランド +12.03% (WIG指数)
16.ロシア +11.14% (RTS指数)
17.カナダ +11.05% (S&Pトロント総合指数)
18.オーストリア +11.00% (ATX指数)
19.米国 +10.65% (S&P500種)
20.イスラエル + 9.64% (テルアビブ100種指数)
ワースト20
1.ギリシア -38.35% (アテネ総合指数)
2.スペイン -18.89% (IBEX35指数)
3.中国 -15.26% (上海総合指数)
4.イタリア -12.91% (FTSE MIB指数)
5.ポルトガル -10.50% (PSI20指数)
6.フランス - 3.76% (CAC40指数)
7.ブラジル - 3.47% (ボベスパ指数)
8.日本 - 3.05% (日経平均)
9.ハンガリー - 2.39% (ブタペスト証券取引所指数)
10.オーストラリア- 1.75% (ASX全普通株指数)
11.スイス - 0.17% (SMI指数)
12.ベルギー + 0.36% (BEL20指数)
13.エジプト + 0.43% (CMA指数)
14.アイルランド + 0.86% (ISEQ全株指数)
15.香港 + 1.95% (ハンセン指数)
16.オランダ + 3.96% (AEX指数)
17.チェコ + 5.79% (PX指数)
18.英国 + 6.32% (FT100指数)
19.韓国 + 6.62% (韓国総合株価指数)
20.シンガポール + 8.19% (ST指数)
こうして見てみると、騰落率がマイナスであった国はごくわずかで2010年の世界的な株式市場は
過剰流動性にも支えられて堅調であったようです。
株式市場では比較的損を出しにくい環境であったとも言えますね。
特に、ブラジルを除く南米の国々、欧州の財政健全国の株式市場が大きく上がっています。
一方で株価が上がらなかった国々は、欧州の国家財政悪化国と日本、中国、ブラジルという結果になっています。
もちろん2010年は円高が9%(通貨インデックス)程度進行しましたので、円建てでみた場合には上記の結果はまた異なってくるとは思います。
(各国の騰落率を押し下げてみればよいと思います)
いずれにせよ、既に株式投資もこのような全世界的な資金移動を考慮しなければならない時代になったともいえます。
2011年は、各国どのような相場になるのでしょうか?
私は、このワースト20に入っている国々の市場(特に中国)にチャンスがあるのではないかと思って注目するつもりです。
では、来年もよろしくお願いいたします。
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