以前ご紹介したPIMCOのレポートご紹介
今回はウィリアム・H・グロースのレポート
上の図は「炎の輪 Fire ring」で横軸に各国の債務残高、縦軸に単年度の財政赤字対GDP比を取りマッピングしたものです。
グロースが言うには、この右下の赤点の国々は、財政上非常に苦しい状態にあり今後の経済成長も鈍くなるだろうということです。
一方で、左上の緑点の国々の債券が非常に安定的で、今後の経済成長にも安定感があるという話です。
特に、カナダは流動性としても利回りとしても今のところ有望な投資先だとし、英国が最悪であるとしています。
また、上記の図は先進国と発展途上国の財政を比較したグラフですが、この図からも本当にリスクの高い投資は、先進国側にあるのではないかと考えられます。
但し、PIMCOは債券投資ファンドなので、発展途上国の債券は流動性の観点からもすぐに発展途上国を薦めているわけではありませんが、今後の成長は新興国にあると考えています。
私も、クライアントに外債の提案をすることは少なくありませんので、今後もこのレポートは定期的にご紹介していきたいと考えています。
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